2020.01.28

拡大する組織の核を担うのは?ベルフェイス経営企画室のミッションに迫る!

こんにちは、広報の小正です! 

今回は、ベルフェイスの創業メンバーとして、社内にてさまざまなポジションを経て、経営企画室の室長に就任した吉本にインタビューしました。

経営企画室の役割やこれからのベルフェイスについて、詳しくお伝えします!

ゼロからベルフェイスの立ち上げに参加!ひと通り経験してきたキャリア

―ではまず、自己紹介を兼ねてこれまでのキャリアを教えてください!

吉本:ベルフェイスでは、創業メンバー5人の中の1人として参加しました。社長とは前職からの付き合いで、もうすぐ10年になります。お互い思ったことは何でも伝えられる仲ですね。

創業当時はまだ製品もなく、どんな製品を作るのかを顧客にヒアリングするところからのスタートでした。ひたすら様々な企業のトップの方や営業責任者の方へのアポイント取りの連絡を一人で行っていましたね。
この企業のこの方と会いたい!この方からアドバイスをいただきたい!というリストを作り、1社ずつ問い合わせフォームからその企業、その人に向けて作った文章を送っていきました。
「新しい事業を立ち上げました!ぜひとも△△業界を牽引されている○○様にご意見伺いたいのですが、30分お時間いただけないでしょうか?」というところから、徐々につながりを広げていきました。

その次は、既存顧客のサービス利用を促進するカスタマーサクセステクニカルサポートに力を注ぎました。
顧客と週1でミーティングをし、どうすれば成果が出せるのかということをディスカッションしたり、顧客の声を吸い上げ、プロダクトに反映させていくという活動です。
不具合が起こったら検証も全て行っていました。当時はまだプロダクト開発の経験がなかったので、ひたすら自らの手で実際に触りながら、学びながら、調査を進め、再現する方法は何かを繰り返し試していました。
“こう動かしたらこうなった”というのを全部データにまとめてから、当時開発をお願いしていたパートナー企業に調査してもらう。それが当たり前でした。そうしないと、開発が進まないし、製品も進化しなかったので。

その後セールスとカスタマーサクセスの経験を活かし、プロダクトマネジメントの業務をメインに行うようになりました。
より顧客に喜ばれるプロダクトにしていくため、社内のセールスチームやカスタマーサクセスチームと連携し、デザイナーやエンジニアが所属する開発チームと共にプロダクトを進化させていく、ビジネスサイドと開発サイドの橋渡しのようなポジションを担っていきました。


組織をフラットにみるため、自ら外した「取締役」という肩書

―2018年から約1年間、取締役を務められましたよね。今回経営企画室への異動に伴い、その取締役を退任されました。正直キャリアが変わること、役割が変わることへの葛藤はありましたか?

吉本:プロダクト事業部を離れることには葛藤がありました。
ただ、社長の目指している組織を考えたときに、エンジニア出身ではない自分がプロダクト事業部を統括するのは、今後のスケールアップを考えるとまだまだスキルや経験不足もあり、埋められない部分もあるとは思っていました。
そういう意味ではちょうど採用も進み、開発周りの責任者及びにチーム層が手厚くなってきたことも、安心して離れることができたきっかけの1つではあります。
それに考えれば考えるほどプロダクト開発に携わった経験は、組織開発にもそのまま役立つなと感じたのも大きかったですね。
あとは、今までのキャリアで人事領域だけが未経験だったので、やってみたいという気持ちもありました。

また役職が変わることについては、正直あまり葛藤はなかったです。
これからベルフェイスが組織として急拡大していく中で、組織を横串でみて会社全体を円滑に、かつ強固にするという目的で経営企画室が生まれています。
このポジションを担うには、社長や会社自体について深く理解していることが必要不可欠です。社長から異動を打診された時、ここを今担えるのは自分だけだと思いました。

そして異動が正式に決まった時、自ら取締役は退任したいと思いました。

人事や組織改善、組織開発をミッションにするなら、より現場目線を持つことが大切だと思ったからです。上からだけでなくそれぞれの視点から見ないと、とんでもないものを見逃すんじゃないかという気がしたので。

実際、大半の場合、就く役職に合わせて見える景色が変わります。役員には役員の景色というものがあるんです。そしてそれは多くの場合無意識なので、コントロールも難しいんですよね。

そういう意味では取締役の肩書を外して経営企画室長になったのは良かったですね。会社が成長していくと、自然と役員とメンバーとの距離はできてしまうので、そうなったときに距離を埋められる存在になりたいと思っています。


経営企画室=社員のパフォーマンス最大化を支援する唯一のポジション

―改めて経営企画室のミッションは何でしょうか?

吉本経営企画室は、会社がこういう組織になりたいと思っている姿になるために様々な角度からあらゆる手法を用いて支援していくチームです。

大きく分けると人や制度を用いて支援する人事・組織開発と、社内外に向けた情報を用いて支援する広報の2グループで成り立っています。

人、情報で組織全体を横串で見ながら、各事業部にいるメンバーが最大限にパフォーマンスを発揮できるように支援するポジションです。

これから急拡大していく当社にとって大切なのは、「成果を上げることができる強固かつ柔軟な組織になること」です。

そのために経営企画室では「正しい情報の発信」「優秀なメンバーの採用」「MVVの浸透」に注力しています。
ベルフェイス式「人事評価制度」などの各種制度設計もそのための活動の1つです。それらをやり切った結果「eNPS※」が高い組織になれると信じています。

1つ目の「正しい情報の発信」は、2015年4月に設立したベルフェイス、まだまだ当然発展途上ですし、一定の界隈以外では認知もされていません。
そのため、憶測で「こんな会社らしい」「こんなサービスらしい」といった情報が世の中に流れてしまっていることがあります。
我々が成し遂げようとしていること、そのために必要と思っていること、我々自体が何者なのかと言うこと、どんな組織で、どんな人が働いていて、どんな考えを持っているのかを社内外問わずもっと正しく伝えていくことが必要だと考えています。
そのために専属の広報チームを設け、組織のありのままの魅力を発信し続けています。この記事だってその一環ですね。

2つ目の「優秀なメンバーの採用」は、言わずもがなですが、ベルフェイスは「世界数十カ国で新たなビジネスを生み出すセールスプラットフォームをつくる」ことをビジョンに掲げ、新たな常識を作るべく日々活動しています。
決して簡単な道ではありませんし、それを実現させるためにはビジネスサイド・開発サイド共に優秀なメンバーの力が必要不可欠です。
そのために採用チームと各部マネージャーとで採用ミッションを共有し、密な情報連携を実施しています。また、広報チームとも連携し、全社で採用活動が実施できるよう仕組みを構築していっています。

3つ目の「MVVの浸透」は、これから更なる急激な組織拡大と変化を起こそうとしている当社にとって時には立ち返る場所、時には目指す場所として必要不可欠です。
そのため当社では全社員が集まって、さらに前に進むために全てをアップデートしようという主旨から「月次アップデート会」を開催したり、部署間交流を深めるための「ピザ会」、メンバー間の相互理解を促すための「シャッフルランチ」、隠れたバリュー体現者を見える化する「ベルチップ制度」など様々な施策に取り組んでいます。
一方的に情報を伝達していくだけでなく、よりそれらをテーマとした対話を促すような取り組みを今後もっと行なっていこうと考えています。

※「eNPS」は、“社員のエンゲージメント”といわれる、社員の会社に対する愛着度や思い入れを測るための指標で、エンゲージメントが高い社員は、顧客に質の高いサービスを提供する心持ちも高くなり、熱意を持って仕事に取り組める特徴があります。

ただeNPSのスコアという数値だけで測るのではなく社員ひとりひとりに目を向けることも重要だと思っています。

それぞれの部署に属しているメンバーが「うちは良い会社だし、いいサービスを提供している」と思っている状態です。人事、広報がそれぞれの目標を達成できれば、最終的に社員のパフォーマンスは上がり、満足度も上がる。そんな状態を目指しています。


ベルフェイスの今後、一人一人が誇りを持てる会社へ!

―では最後に、吉本さんとしては経営企画室長として今後ベルフェイスをどういう会社にしていきたいですか?

吉本:経営企画室の一番の役割は、社長の思いを言語化し、メンバーに伝えていくことだと考えています。

組織が拡大していく中で、良くも悪くも組織の色が多様化していきます。その中でも核となるベルフェイスの色や思いは全社員が共通でもっている状態を目指していきたいです。

また、今までベルフェイスは少し尖ったイメージを持たれがちでした。

もちろんこれからも尖がって世の中を変えていく役割を担うことに違いはないのですが、ただ尖がっているだけでなく、ベルフェイスが言うなら、やるなら間違いないと思われる、より信頼できる、強く、本質と向き合う誠実な組織のイメージを持ってもらえるように取り組んでいきたいと考えています。

あとeNPSの話とも繋がるのですが、社員が「うちの会社に来ない?」と心から人に紹介したくなるような会社にしたいですね。

組織が拡大していっても、一人ひとりが「私はベルフェイスのコアを担っているメンバーの一人です!」と、全員が同じ視点で言えるようになっていけると最高ですし、そうしていきたいですね。

―最後にこれからどんな仲間が欲しいかも教えてください!

吉本:やはりベルフェイスのビジョン、ミッション、バリューに共感してくれる人がいいですね。会社として成果を出すことは必要ですが、ただ売れればいい、自分だけ良ければ良い、という考えの方は合わないです。

顧客視点で物事の本質を考えること、チームの一員としてチームの成果を最大化していくことができない限り、本当の意味での会社としての高い成果は出せませんから。

社歴に関係なく、誰にでもチャンスと最適な役割がある会社だと考えています。

日々、会社の成長と共に変化していくことはありますが、その変化を心から楽しめる、そしてその変化を自ら起こせる仲間を求めています。我々と一緒に変化を起こしていきましょう!

この記事のタイトルとURLをコピーする拡大する組織の核を担うのは?ベルフェイス経営企画室のミッションに迫る! https://bs.bell-face.com/2020/01/28/729/
  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena
  • Pocket
  • Line