「誰かを育てる」というのは責任も伴いますが、成長し自立できるようになった瞬間を見た時に、誰しも”育てた人”は感慨深いものがあるのではないでしょうか。
今回はセールスグループ インサイドセールスチームでリーダーを務めている清田 博子(キヨタ ヒロコ)さんにお話を伺いました。
社内でも慕われている清田さん。彼女が持つ育成担当としての拘りをインタビューから見る事ができました。
お花屋さんからインサイドセールスの道へキャリアチェンジ
ーーベルフェイスに入社する前までのキャリアについて教えて下さい。
清田:新卒で、株式会社日比谷花壇というお花屋さんに就職し、
そこのブライダル部門という結婚式のお花を取り扱う部署で約4年間働いていました。
ブライダルのお花を取り扱う仕事って激務なんですよね。笑
というのも、私が配属された店舗では、年間約2000組のカップルがご利用されていたんです。
2000組って凄くないですか!?笑
ーー確かに2000組のカップルのお花を取り扱うのは大変ですね……。
清田:体力的にきつかったので、単純に次はオフィスワーカーになりたいと思って転職を考えはじめました。
そして、直近の前職になりますがブリッジインターナショナル株式会社というインサイドセールスのアウトソーシングやコンサルティングをやっている会社に転職したんです。
それから私のインサイドセールスとしてのキャリアがスタートし、そこでは”業務委託”という形で色々な会社に配属されていたので、在籍していた5年間で8社分のインサイドセールスを担当していました。
でも、実績を出してもプロジェクト単位でまた別の会社に配属されるので、1社を長く続ける事が叶わず、「インサイドセールスを長く続けられる会社」を探すようになり転職を考えはじめ、行き着いたのがベルフェイスでした。
”皆いい人達”な会社ってどんなんなんだろう?という好奇心からベルフェイスへ
ーーベルフェイスに入社を決めた理由は何だったんでしょうか?
清田:1つ目の理由としては、当時も今もインサイドセールスは流行っていますが、流行りで終わらせないように根付かせる動きをとっている会社を探していて、それがベルフェイスだったんですよね。
ここだったら、インサイドセールスという職が無くならないだろうなと思いました。
もう1つが、ベルフェイスでの面接時に、私の話しを聞いてくれ、私の良いところを見つけようとしてくれたのがあります。私の経歴だけにフォーカスせずに、私いち個人を見てくれようとした。
凄く印象的だったのが、取締役の西山さんとインサイドセールスマネージャーの横山さんとの最終面接の時に、私が「インサイドセールスチームってどういうチームですか?」って聞いたら2人とも「とにかく皆いい人達なんですよね」っていう返答があったんです。
面接の中で”いい人達”っていう単語が沢山出てきて、それがなんだか凄く面白くて。笑
「その”いい人達”ってどんな人達なんだろう」ってとても気になっちゃいました。
それが入社を決めた理由です。
ーー現在の業務について教えて下さい。
清田:現在は、インサイドセールスチームでリーダーをしています。
チーム自体のミッションは、新規商談数の最大化なので、お問い合わせのあったインバウンドのリードに対して電話をかけて商談機会設定の為のアポイントを取っていくという業務内容です。
私はそこのリーダーという形で、自らアポイントは取らず、自分のユニットメンバーのアポイント数を最大化できるような仕組み作りやリードの割り振り、時にはメンバーの相談に乗ったりしています。
また、「インサイドセールスメンバーの育成」というのも私の業務の中の1つですね。
コールの中身などを見て、効果的にアポイントが取れる電話の方法や、お客様のヒアリングの仕方とかを教えて業務に活かしてもらっています。
世界はここだけじゃない。だからこそ、どんな業界でも誇れる自分になってほしい。
ーーどういう時に仕事のやりがいを感じますか?
清田:やっぱりメンバーの成長を間近で見ると、「皆の育成に関わってよかった!」と思いますね。
チームには、新卒やインターンみたいに経験が浅いメンバーも多いので、最初は手取り足取り私も教えていますが、段々自分たちだけで改善できるようになっていくんですよ。
こんなエピソードがあるんですけど、私がいない場所で「ここをどうしたら改善できるんだろう?」とかそういう話しをメンバー同士でしているみたいで、どんな内容なのかを聞くと、私が教えた事を他の人に教えたりしているんですよね。
「俺だったらこうやるよ」みたいなアドバイスをしているんですけど、「”俺だったら”っていうか、それ私が教えたやつじゃん!笑」って事があるんです。笑
でも「俺だったらこうやる」っていう風に、主語が自分になってるという事は、私が教えた事が自分のものになっているから言えるんだと思っています。
「清田さんに聞いた方法だけど」じゃなくて「”俺だったら”こうやる」と言ってくれてるのを聞くと、私が教えた内容がしっかり身についてるんだなぁと、メンバーの成長が見れて嬉しくなりますね。
ーー確かに、メンバーの成長が間近に見れると感慨深いものがありますよね。
清田:そうですね。でも同時に「私も負けてられないな」って思っています。
ベルフェイスの人は皆ハイパフォーマーなんです。
私はたまたまインサイドセールス歴が長いから”教える立場”にいるだけで、私が教えていた人たちがどんどん成長していき、私を上回っていくのは当たり前だと思っています。
なのでメンバーの成長を見て「よく成長したな」というだけじゃなく、同時に私も負けてられないと思っています!
負けない為にも、スキルなり自分の”できる事”を増やしていかないといけない、というところが今のモチベーションになってますね。
ーーメンバーの育成をしていく中で、清田さんが大切にしている事は何ですか?
清田:メンバーには”どこでも通用するインサイドセールス”になって欲しいですね。
これだけ沢山の職種がある中で、インサイドセールスという職を選んでくれたのであれば、「ベルフェイスのインサイドセールスって流石だね」と思われるようなレベルになって欲しいです。
せっかく上を目指すとか改善をしていくのであれば、”社内で一番”も大切ですが、社外の同じ職種の人と自分を比較して、自分自身を磨いて欲しいと思っています。
せっかく前職で様々なインサイドセールスの”在り方”を見てきた私が育成に携わるのであれば、「世界はここだけじゃないよ」というのを伝えていきたいです。
皆が仮にベルフェイスを卒業して、次のステップでインサイドセールスを続ける時、周りから「流石だね」って思われる人になって欲しいなという思いがあります。
ゼロ→1の育成だけでなく、1をより大きな数字に育てられる”本当の意味での育成担当”に
ーー今後のどんな事に挑戦していきたいですか?
清田:まず1つ目に、インサイドセールスを良くする為に他のチームの業務を見てみたいです。
”関係はあるけど、全貌は分からない”部署があると私が感じる中で「その仕組みってこうなってるんだ」とか「こんな事やってるんだ」みたいな
他部署の仕組みや全貌を知る事によって、インサイドセールスをより良くできるんじゃないかなと思っています。
ーー清田さんは業務でどのような事に拘っていますか?
清田:目標達成には拘るようにしています。
全員が目標を達成しようと必死で頑張っている。そんな姿をみていると、目標未達成の時は凄く悔しいです。
例えば、商談数400件が目標だった場合、仮にですけど390件が実際の結果だったら”未達成”ですよね。たった10件足りなくても”未達成”となってしまう。でも、その390件取るのってめちゃくちゃ大変だったじゃん!みたいな。
悪い言い方になってしまいますが、そのたった10件で、皆のこれまでの頑張りが無かった事になるみたいな気がして凄く嫌だったっていうのがこれまであったので、目標達成には拘るようになりましたね。
それまでは「楽しければいいじゃん」みたいなスタイルだったんですけど、達成しないとやっぱり楽しくないっていうのは実感しました。
私はリーダーとしてメンバーが商談数を取れるように動かなければいけない。
毎回、未達成の時は「自分は何が及ばなかったんだろう」「力及ばず、皆を達成させてあげられなくてごめん」っていう気持ちになります。
絶対に、頑張っている皆には毎回目標を達成させてあげたいです。その為に私に何ができるかを毎回問い続けています。
ーーこれからどんな育成担当になっていきたいでしょうか?
清田:1つは、私のやり方で育成をしていて属人化してしまっているので、色々なメンバーに育成自体を引き継いでいけるような仕組みを作っていきたいと思っています。
私が引き継ぐ事によって、メンバーの成長にも繋がると思うので。
今度は皆の経験を新入社員に伝えていって欲しいです。今は私の経験を伝えるだけになっちゃってるから。
もう1つは、現状新しく入ってきた人をある程度のラインまで育てるというゼロを1にするところが大きいんですけど、ある程度できるようになった人をより上のラインまで上げていくという、1を3,4,5にしていくみたいな事ができるようになったら本当の意味での”育成担当”なのかなと思います。
そのために、自分の経験やインプット量も増やしていきたいですね。
ーーありがとうございました!!
最後に
インタビューの中で「皆に負けていられない」「自分はまだ成長できていない」という言葉が何度も出てきました。
リーダーとして、育成担当として、そして自分が見本になる立場として、「自分はまだやらなければいけない」と、どこまでもストイックな清田さんがいるからこそ、決して現状に満足せず成長意欲が高いメンバーがインサイドセールスチームには沢山いて、それが組織全体にも良い影響を及ぼしているのではないかと感じました。
「ここで負けていられない」という思い続ける事が、成長し続ける道の第一歩なのかもしれません。