近年、IT業界の中で”フィンテック”、”HRテック”などと並び、”セールステック”という言葉をよく耳にするようになりました。
今回はそんなセールステックの変遷、日本における立ち位置、そしてセールステックにおける『bellFace』の可能性についてご紹介します。
セールステックの変遷
セールステックは、「ITによる生産性向上によって営業活動における売上の最大化を実現するツール」として北米を中心に誕生しました。
一番初めに代表格となったのは、1989年に発明されたテレビ会議です。今まで移動することが当たり前だった商談や会議を移動なしで行えるようになったことは、当時において画期的な発明でした。
さらに、1993年には営業にある業務プロセスを自動化し、効率化を行うためのICT(Information and Communication Technology)システムの1つとして、SFA(Sales Force Automation)が誕生しています。
また、SFAに派生した顧客管理を行うCRM(Customer Relation Manegement)もセールステックの役割を担うようになりました。
ただし、これらのツールは元々オンプレミススタイルで提供されることから価格が高く、導入ハードルが高いものでした。
しかし、そこから2006年に誕生したクラウドプラットフォームAWS(Amazon Web Services)が各種サービスのクラウド化を後押ししたことから、低コストから利用可能なサービスも登場し、、多くの企業で導入/検討されるようになりました。
加えて、MA(マーケティングオートメーションツール)、オンライン商談システム、名刺や契約書を電子化するペーパレスツールなど、セールステックの幅も拡大し続けています。
現在では、新たなセールステックのトレンドとして、AIによるデータの有効活用が行われており、ブラックボックス化している営業領域に変化をもたらしつつあります。
日本での需要の高まり
セールステックは、日本における課題を解決するためのポテンシャルがあるとして、国内でも導入が進んでいます。
まず挙げられる課題は、労働力人口の減少による営業力の確保や効率化です。セールステックを利用した多様な働き方の実現や営業組織におけるスキルの底上げは、日本社会というマクロ的な視点からも求められています。
また、インターネットの普及に伴い、誰もが簡単に情報収集できる時代になりました。だからこそ、相手の潜在的なニーズを予測し情報を届けられ能動的な営業実現のため、営業にスピードが求められるています。
これらの要因から、日本では他の業務改善SaaSと比較して、セールステックと位置づけられるSFA/CRMの導入割合は増加傾向にあり、2018年時点では約3社に1社が利用しています。
▲SaaSの利用率と次回システム更新時のSaaS導入予定(1)
営業の可能性を広げる『bellFace』
COVID-19の影響もありセールステックが注目を集めている中で、ベルフェイスが提供するオンライン商談システム、それに紐づく営業支援機能が果たす役割も大きくなりつつあります。
外出自粛が求められる状況下で、直接会って商談することのハードルは上がり、オンライン商談はどこからでも営業ができる/受けられるという理由で評価されています。
他にも、在宅勤務やリモートワークが当たり前になったことで、営業トークなどへのフィードバックを直接もらう機会が減ったことから、商談を録画/録音し、共有や分析を可能にしたレコログ機能も組織全体における営業スキル向上の観点から重宝されています。
しかし、これらの普及を一時的なものにせず、将来的には『bellFace』ならではの強みを活かした世界をベルフェイスは実現したいと考えています。
例えば、子育て中の方やお年寄りなども移動時間やコストが少ないオンライン商談で、営業として活躍することが当たり前となる未来や商談の収集データの量と精度を向上させ、新たなビジネスの機会創出に繋げるなど、変革を起こす挑戦を続けていきます。
<あとがき>
セールステック領域でのイノベーションを目指すベルフェイスに興味がある方は、以下サイトをご参考ください。
※採用サイトはこちら
※エンジニア/プロダクト開発向けサイトはこちら
参照
(1)ERP及びCRM・SFAにおけるSaaS利用状況の法人アンケート調査を実施(2018年)
(参照:2021年2月10日)
(2)ちょっと先にある営業の未来をbellFaceとのぞいてみようー未来の営業
(参照:2021年2月10日)
(3)セールステックとは?押さえておきたい7つのカテゴリーとその活用方法
(参照:2021年2月12日)